議会の日々

自粛解除後の新規感染最多に

埼玉県内で新たに48人が新型コロナウイルスに感染していることが8日、発表されました。緊急事態宣言が解除されて以降、1日に発表された数としては最多。うち、さいたま市は22人。県内の累計感染者数は1330人。

厚生労働省は都道府県に対し、感染第2波に備えた病床確保計画を策定し、7月下旬をめどに体制を整備するよう6月19日付で要請しています。
その基となるのが、8割おじさんこと北海道大の西浦博教授ら専門家が作成した「新たな流行シナリオ」
https://www.mhlw.go.jp/content/000641702.pdf

シナリオでは、1週間の新規感染者数(報告数)が「人口10万人あたり 2・5人/週」に達した日を協力要請の「基準日」とし、基準日から1日後、3日後、7日後にそれぞれ自粛要請した場合の患者数を都道府県別に推計しています。
それで、埼玉県の基準日設定目安は、週平均新規感染者数が185人、日当たり平均新規感染者数が27人なんです(写真参照)。
今日、新たに48人の感染が確認されたことで、埼玉県の現況の数値は週84人、日26・2人となってしまいました。瀬戸際です。

シナリオは、都道府県が感染者数に応じて段階的に適切な量の病床を増やすことで医療崩壊を防ぐことを目的としています。
県は昨日7日の専門家会議で「自粛の再要請は直ちに行わない」ことを確認したそうですが、的確な病床確保と医療提供体制なくして経済活動の回復と安定は生まれないのではないかと私は思っています。

知事がどう判断するのか注目しています。