まちのかおり

コロナ下での避難の仕方

南区では避難所一斉開設訓練がありました。
今年度はコロナ下のため参加人数を絞り、避難所運営委員の方々と担当職員、施設管理者の校長教頭先生のみでの実施。私も浦和別所小に参加しました。

今年度の訓練は何といってもコロナ対策が中心で、避難動線や居室スペースの確認、コロナ関連の防災備蓄品のチェック、体調不良者の受け入れを想定しての避難所運営の問題点を洗いだしました。
私たちの避難所で出た課題は…

①トイレ問題
災害用マンホール型トイレや組立式仮設トイレは排泄物による感染リスクが高いことから原則、非常用排便袋を使用する。配備された排便袋やフレコンバックの使い方の周知徹底が必要。

②受け入れ側の安全確保
避難所運営委員や担当職員の感染リスクと心理的負担を減らすために、防護服や高規格マスクのさらなる配備を希望する。65歳以上の方が圧倒的に多い避難所運営委員会では不安の声。

③避難所の収容人数
避難所の1人あたり面積を2㎡から6㎡に拡大したので、収容人数は単純計算で3分の1に。市では二次避難所の同時開設を行う予定だが、在宅避難やホテル避難、民間商業施設の駐車場解放(車中泊)などの選択肢を各自各世帯に伝える必要がある。

…などなど制約はありながらも実りある訓練でした。私のほうからもしっかりと担当課に伝え、危機管理・防災行政に反映していきたいと思います。