まちのかおり

【きょうの街頭は防災対策のおはなし】

東日本大震災は今日3月11日、発生から12年を迎えました。お亡くなりになられた方々に改めて哀悼の意を表し、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。
忘れもしない2011年の3.11 14時46分。

武蔵浦和の高層マンション群がグルングルンと揺れていたのを鮮明に思い出します。
わたしはさいたま市議選立候補予定者として直前準備の真っ最中。

現職議員が計画停電の予定表を携えて地域を回ったり、ついこの間まで同僚だった記者たちがさいたまスーパーアリーナなどで避難生活を送る人々の取材に奔走しているを横目に、こんな大変なときに自分は一体何をしているのかと、自問自答する日々でした。
選挙序盤は、ガソリン不足の中で選挙カーを回して怒鳴られた事もしばしばでした。わたしたち新人は萎縮しましたし、悩みました。

けれども、未曾有の巨大災害に直面した「今」だからこそ、政治や行政がなすべきことを訴えないでいつやるのか。失われた大切な一つ一つの命は戻らないけど、ここからどうやって市民の命を守っていくのか。みんなで考えなくてはならない。
腹をくくってそんな風に語りだしたときから、潮目が変わったように感じました。
わたしも含め2011年初当選組の議員たちは、市民の暮らしがかつてない苦境に立たされた震災の年に当選させてもらった議員の『使命だ』くらいの強い気持ちで、それぞれの自治体の防災対策に取り組んでいます。

きょうの街頭活動では、避難所運営における女性専用スペースの導入やペット同室避難の検討、コロナ後の避難所訓練の再開と自治体間・区役所間連携についてお話しました。
また、成長期の障害児をもつお母さんたちとの意見交換の中で切実な要望としてあがったトイレ問題について、災害時避難所となる学校をはじめとした公共施設のバリアフリートイレへ、介助用ベッド(大人用ベッド)を標準装備として設置を進めていく必要性もお伝えさせて頂きました。
災害に強いレジリエントなまちづくりをするには、 福祉のまちづくりの視点が同時に欠かせないものと考えます。ひき続きコツコツと、実現へ向けて努力を重ねてまいります。
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